さよなら、健二さん

モンテディオ山形の高橋健二選手の引退が公表され、2週間。

そのときは気持ちの整理がつかなかったが、ようやくブログに書けるようになったと思う。

健二さんは36歳、現役13年のサッカー選手生活にピリオドを打った。

私が一番応援し、大好きだった選手である。

「今年が最後だと思って毎年プレイしている」が口癖だったと思う。

でも、サッカー選手が30過ぎて、しかもMFで活躍することの難しさを考えれば、

36歳で引退と言うことは素晴らしいことなのだろう。

試合にも出ていたし、まだまだ活躍できるのに・・・と私は思ったが、

いろいろ考えての決断なのだろう。

私は2001年からモンテを応援しているが、はじめは健二さんが何故「ミスターモンテディオ」と呼ばれているか、わからなかった(ゴメンナサイ)。

しかし、他からオファーがあってもふるさとである山形でサッカーをすることにこだわり続け、モンテ一筋。

文字通りモンテを引っ張り続け、サポーターからの信頼も厚く、チームの中でも頼れる存在だったんだと思う。

そして、「実るほど頭をたれる稲穂かな」と言う言葉がぴったり合うような、謙虚で、驕らない、優しい人柄だった。

我々サポーターに対してもいつもにこやかに丁寧に接してくれた。顔もハンサム。

いつも「ミスター」と呼ばれることに恐縮していた。

そんな健二さんがいたからこそ、いつも勇気と感動をもらっていたと、本当に思う。

奇しくも、私も今年度で今の仕事を辞める。12年勤めた。

今後は多分、東京に行くことになると思う。

山形を離れても、モンテのサポーターであることに変わりはない。

ただ、私の中で、一区切りと言うか、何かが終ったような、そんなことも思う。

さよなら、健二さん。そしてありがとう。

第2の人生を心から応援しています。

そして、自分も、第2の人生を自分なりに歩んでいこうと思う。